店主より

 元々ジャポニカ米の原産地はミャンマーの東北に位置する南支那雲南地域でありました。
この米が次第に長江(揚子江)を下り南支那の広大な地域で栽培されるようになったのです。この地区は温暖肥沃な土地であり海産物も豊漁な大変豊かな生活環境であったようです。
 3000年程前、北支を支配していた漢民族がこの土地に目を付け南支へと攻め込み支配下に置いたものと思われます。
今まで何不自由ない生活をしていた人達の一部はこの土地を追われ、日本や朝鮮半島へと避難し、九州地区に移入して来たのが2500年前のころかと推定されております。
この時、鉄製の鋤や鍬等の農耕作業用品、そして米麹利用の酒造りとか、調理や貯蔵用の🏺カメ、壺、更に農耕儀礼等がセットで渡来しました。
南支から直接日本に渡来した一方、朝鮮ルートで移入した人達は祭礼用銅鐸や剣等の金属文化を携えての渡来、これら全体が混合され弥生農耕文化が開花したのです。当然ながらのジャポニカ米なる『米』も移入され水稲農法が進化したのであります。
水稲米による🍶日本酒造りの始まりかと考えられています。
桑乃都 ㈲小澤酒造場 店主


小澤酒造場

1926年より八王子の地酒を造っております。

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