店主より

 日本酒造りは2500年から3000年前からと推定されますが、1500年程前、律令時代に使われていた酒造りの道具ー
精米用の竪臼、杵、箕、
蒸し米用の甑、竈、、等
その全てが進化し現在使われている道具は無いと思っていました。
ところが、
5月19日NHK朝の番組で現在も「箕」を作っているのを見て驚きました。植木の里 千葉県匝瑳市に「箕作りの里」というのがあり、「竹」と「藤の皮」を使い、手作りで編み上げた「箕」を作っているそうです。
「箕」は酒を造る中で、「精米屋」と呼ばれる精米を担当する蔵人にとっては無くてはならない道具でした。
精米した米をチェックするのに重宝したのです。
「箕」が現在も手作りで作られ使われている、、、永年酒造りをしてきた私にとっては、多くの酒造り用道具の中で残った化石のように感じます。
ちょっと嬉しくなりました。
桑乃都、小澤酒造 店主

こちらが「箕」です。

小澤酒造場

1926年より八王子の地酒を造っております。

0コメント

  • 1000 / 1000